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動画配信を始めたいと子供が言い出した!親が気をつけたいこと

動画配信を始めたいと子供が言い出した!親が気をつけたいこと

動画配信をやりたいと子供が言い出したら?

昨今、YouTubeやTikTokを始めとした動画配信のSNSがとても人気があります。さらにスマートフォンの普及率の低年齢化もあり、今は10代の子が中心になっている場合もあります。でも、10代という、まだ社会や責任の分別がつかない子供がTikTokやYouTubeなどで、動画配信することは、親としては心配な部分がありますよね。そこで、動画配信を子供がやりたいと言い出した時に親はどうすれば良いかをまとめました。

動画配信サービスとは?

動画配信サービスはTikTokやYouTubeのようなアプリが代表的です。モバイル向けのサービスで、ショートムービー等を自由に投稿できるサービスです。

ですが、性的なコンテンツや誤情報、自傷行為、宗教などのヘイト動画は投稿できません。投稿してもすぐに削除やアカウント停止などの処置がとられます。

投稿する多くの人は、メイクやダンスなど、エンターテインメント系の動画になっています。だからこそ、子供も見て楽しいと思うようです。そして自分もやってみたい!となるようですね。

TikTok

まずTikTok運営サイトには、こう書いてあります。

TikTokは、モバイル向けショートムービーの人気プラットフォームです。TikTokのミッションは、創造性を刺激し、喜びをもたらすことです。

https://www.tiktok.com/about?lang=ja&enter_method=bottom_navigation

YouTube

次にYouTubeの運営サイトには、こう書いてあります。

私たちの使命は、すべての人に声を与え、世界に示すことです。

私たちは誰もが声を上げる権利があり、私たちのストーリーに耳を傾け、共有し、コミュニティを構築することで世界がより良い場所になると信じています。

https://about.youtube/

動画配信サービスを子供は使えるの?

視聴は年齢制限なし。でも投稿は13歳以上から。

まず、TikTokやYouTubeのアプリをインストールし、視聴することは誰でもできます。但し、推奨は12歳以上です。

次に、動画を投稿することに関してです。TikTokではまず、”アカウント”を作らなければ投稿はできません。そして、アカウントは13歳からしか作ることはできません。登録する際に生年月日を入力しますので、13歳以下ですと、登録自体できず、また別のアカウントでの再作成もできないようになっています。

さらに、親のアカウントなどでサインアップしても、投稿者が13歳未満だと、TikTok側でアカウントを凍結されます。

YouTubeも同様に、視聴するだけならアカウントの作成は必要ないので、13歳未満でも見ることができます。そして動画の投稿や自身のチャンネルを作るためには、googleアカウントの作成が必須となり、13歳以上に限定されます。

動画配信を子供がする方法は?

先述した通り、13歳以上、つまり中学生以上であれば投稿することができます。

では、13歳未満の子供が動画を投稿するにはどうしたら良いのでしょうか。原則として、投稿することは不可能です。ですので、13歳未満の子供がTikTokをやりたい!と言い出したら、中学生になるまで待つよう説得することが正論だと思います。では、どうしてもやりたいという気持ちがある場合、他の方法はあるのでしょうか。

動画配信は保護者。その動画に子供が出演する

さて、子供がTikTokやYouTubeの動画に出ていることを見かけたことがあると思います。これは、保護者のアカウントで、保護者が投稿する動画に子供が出演しているという形になっています。これであれば、投稿者は保護者となり、年齢制限はクリアされます。

TikTokを子供が投稿する際の注意点

いくつかの状況ごとにTikTokに子供が動画を配信または出演する際の注意点をまとめていきます。

13歳以上の場合

まず、13歳以上の場合は、自分で自由に投稿ができます。なので、その分、保護者の目は届きません。思春期に入ってくることもあり、子供が自由にやりたい年頃でもあります。でも、分別がつかず、軽い気持ちでアップした動画で、誰かを傷つけることもあります。どんなに気を付けて投稿していても、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

そういったことを防ぐためにも、投稿を始める前に、どういう動画がダメなのか、なぜいけないのか、事前にしっかりと話をする必要があります。そして、子供の投稿している動画を見るようにし、不適切な動画であれば、指摘することも大切かと思います。普段からなるべく会話をすることを心掛けましょう。

13歳未満で保護者が投稿する場合

次に13歳未満の子供が保護者によって動画投稿してもらう場合です。保護者が全て管理できるため、自分勝手にあげるより安全ではあります。しかし、子供の意見と保護者の意見が合わずに衝突する可能性があります。どんな動画にしたいか、話し合いをしながら、動画投稿をする必要があります。

また万が一収益が発生する可能性も考えて、事前に話しておくことも必要です。基本的に保護者が投稿しているので、保護者に収益は発生します。その収益の一部を”お小遣い”のようなかたちで子供に与えるのか、それとも、子供はただ動画を作りたいだけなのか。

いずれにせよ、子供がどうして動画投稿をしたいのかも確認してから始めることが大切です。

メンタル面について

TikTokやYouTubeに限らず、SNSに何かをアップすると、不特定多数の人が見ることができます。そこではコメントを残してくれる人もいます。動画や出演者に対して、肯定的な意見や、応援メッセージを貰って元気が出る場合もあります。しかし、中には辛辣な言葉で、否定的なことを言う人も必ずいます。動画に対しての批評や、悪口ともとれるような出演者の容姿に関するバッシングなど。さらに”いいね”がつかない、再生回数が伸びないジレンマも。。。

他にも、気をつけて投稿した動画が、思わぬところでトラブルになり、炎上することもあります。個人情報を特定される危険性もあります。

上記は動画投稿する以上、避けて通れない部分です。ほとんどのことが起こる状況です。子供たちは学校生活もあります。動画投稿に翻弄され、学校生活に身が入らないことは良いメンタル状態ではありません。「こんなこともあるよ」と、あらゆるリスクを伝え、覚悟があるのか確認する必要もあります。そしてトラブルに巻き込まれた際にも、慌てずに対処できるように事前にトラブル対応の仕方も話し合っておいた方が良いと思います。

複数人(グループ)で動画を作る場合

最後に複数人で一緒に動画を作る場合です。おそらく仲の良い友達を一緒に動画を撮る子供が多いと思います。最初は仲良く楽しく動画作るでしょう。しかし次第に衝突が生まれ、お互いが嫌になり喧嘩別れするなんてことも起こりえます。もし学校やクラスが一緒の子だとすると、その場合、学校生活も大変になってしまいます。

また一つ例をあげます。
A子とB子、女子二人で動画を作っている。動画のコメント欄に”A子は可愛いけど、B子はブス”。”A子は面白いけど、B子はつまらない”。という意見が多い。

この場合、二人の関係性はどうなるのでしょうか。B子は嫌な気持ちになって落ち込むかもしれません。A子に嫉妬して冷たくあたるかもしれません。A子もB子がそんな風に言われて可哀想だと思うだろうし、それでB子に冷たく当たられては嫌な気持ちになります。

このように、第三者の介入による衝突も起こる可能性があります。収益が発生した場合の割り振りに関してもトラブルになる可能性もあります。軽い気持ちで”友達とTikTokやりたい”と言っていても、このようなトラブルの危険性があることを、全員が認識し、対処法を考えてから始めるべきだと思います。

TikTokからの保護者向けガイド

各サービス会社が保護者向けガイドをサイト上に載せています。リンクを貼りましたので、確認してみてください。

保護者向けガイド
私たちは、保護者のみなさまに、お子様のインターネット利用について積極的に関わっていただきたいと考えております。

YouTubeからの保護者向けガイド

YouTube で動画コンテンツを制作する理由 - YouTube クリエイター
YouTube の原動力はクリエイターのコミュニティです。YouTube は、コンテンツ クリエイターの皆さんが視聴者を獲得し育て、視聴者とつながることをサポートしています。

安全に楽しく利用するために

TikTokやYouTubeなどは、エンターテインメント性の高い、非常に楽しいサービスです。安全に利用していれば、とても楽しいと思います。しかし危険性があることも事実です。危険を避けるだけではなく、対処する方法も考えた上で、動画配信を楽しんでできればと思います。

どの年齢の子供であっても、ご両親と一緒にしっかり話し合ってから始めてもらいたいものです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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