クラシックバレエとは?
女の子の子供が生まれたら、一度は憧れるクラシックバレエ。綺麗なお衣装を着て、素敵な演技をしてもらいたいと思ったことありませんか?姉妹はクラシックバレエ教室に通っています。その体験談を元にクラシックバレエが本当に敷居が高いのかをご紹介します。
クラシックバレエとは?
クラシック バレエは、クラシックバレエのテクニックのみを使用する、伝統的で正式なバレエスタイルのいずれかです。その美学と厳格なテクニック (トウシューズ、脚の 展開、ハイエクステンションなど)、流れるような正確な動き、そしてその優美な性質で知られています。
地域や起源に関連した様式のバリエーションがあり、それらはロシア バレエ、フランス バレエ、イギリス バレエ、イタリア バレエなどの分類によって示されます。たとえば、ロシアのバレエは高い伸長とダイナミックなターンを特徴としていますが、イタリアのバレエはより地に足が着いた傾向があり、速くて複雑なフットワークに重点を置いています。スタイルのバリエーションの多くは、その創始者にちなんで名付けられた特定のトレーニング方法に関連付けられています。このようなバリエーションにもかかわらず、クラシック バレエのパフォーマンスと語彙は世界中でほぼ一貫しています。
フリー百科事典ウィキペディアより
クラシックバレエの歴史
起源はルネサンス期のイタリアだと言われています。宮廷の余興として、演劇などが行われていました。その一つにダンスがあり、それをバロ(Ballet)と名付けたことが始まりだそうです。
クラシックバレエとモダンバレエの違いは?
まずクラシックバレエは古典的なバレエであり、ポーズや動き全てに名称がついており、その名称のポーズや動き通りに行わなければなりません。演目も好きな曲でと良いというわけではなく、ある程度決まっています。代表的な演目は”白鳥の湖””くるみ割り人形””眠れる森の美女”。そして”ドン・キホーテ””シンデレラ”です。それらの演目の中の一部分を抜粋して発表会などで踊るようになります。
次にモダンバレエですが、古典的なクラシックバレエに対して、革新的なバレエとなります。バレエの動きを取り入れながらも動作は決まっていません。自由に曲や振付をして演舞するバレエです。
クラシックバレエはバレエシューズやトゥシューズを履いて演舞します。しかしモダンバレエでは裸足で演舞することもあります。
現在のバレエ教室は気軽に始められる
では、古典的なクラシックバレエを教えるバレエ教室はどんな感じなのでしょうか?
10~20年前程のバレエ教室では、上下関係も厳しく、先生も非常に厳しい厳格のある存在でした。いわゆる”下積み”のようなものがしっかりとあり、発表会でも地味な衣装・役しかもらえない…という状況で、必死に頑張り続け実力のある者のみに光が当たるような環境でした。
しかし、世の中の上下関係に対する概念が変わっていく中で、クラシックバレエ教室でも変化があったようです。もちろん教室にもよるとは思いますが、今の先生は基本的に優しく、発表会でも多くの生徒さんたちに可愛らしい衣装を着せてくれます。上級生は下級生のお世話をし、休憩時間に談笑する間柄の教室が多いようです。
レッスン中におしゃべりをしない。挨拶をしっかり行う。など、今は他の習い事でも言われている当たり前のことしか言われませんので、クラシックバレエだからという特別敷居の高さは感じられないと思います。
クラシックバレエを習うメリット
柔軟性が養える
クラシックバレエでは、柔軟性を養うためにストレッチにとても重きを置いています。高く跳んだり、足を高く上げるなど、柔軟性が必要な動作が非常に多いからです。乳児はとても体が柔らかいので痛みを感じません。ですが年齢と共に筋肉が固まっていき、柔軟運動をしなければ、どんどん体が硬くなっていきます。特に現代社会に置いては子供の頃から体が硬い子が非常に多く見受けられます。クラシックバレエで柔軟運動を重点的に行うことで、柔らかい体づくりをすることができます。
体幹が強くなる
次に柔軟性に伴う部分もありますが、クラシックバレエの演舞をするためには、骨盤を立たせたり、つま先立ちで姿勢を保つ動作も多いんです。ですので、体幹がしっかりしていないと演舞ができません。つまり、ストレッチやバーレッスン、演舞の練習をするに伴い、体幹も備わってきます。体幹がしっかりすれば、新陳代謝もあがり綺麗な体にもなります。また怪我もしにくくなるメリットがあります。
集中力がつく
先述した通り、クラシックバレエは全ての動作に名前やルールがついています。ですので、名前と動作を教わった際に覚える必要があります。初めでの動作は「この名前はこういう動作だよ。」と教えてもらえますが、次からは振付の際に、その名前しか言われません。また立ち位置や所作も事細かに教え込まれます。
また、顔の向き、体の向き、腕の高さ、視線など、本当に細かい動きが多いのがクラシックバレエです。ですので、一つ一つの動作を集中して行わなければなりません。
礼儀が身につく
クラシックバレエの起源が演劇であることもあり、劇団や芸能界のような部分もあります。例えば、午後でも稽古の始まりに「おはようございます」と言ったりします。先生や主役の方への敬い方や、最後の挨拶の仕方など、礼儀作法は厳しく言われます。厳しすぎる一面もあるかもしれませんが、わたしは子供が社会に出るにあたって、礼儀作法が身についていることは良いことだと思います。
美しく、しなやかな姿勢・所作が得られる
最後に、美しい女性になるために非常に必要なことが身に付きます。クラシックバレエでは、美しい所作になるために、姿勢や目線などを徹底的に教え込まれます。いかに美しく、いかにしなやかに演舞できるかが重要だからです。それがくせつけとなり、普段の所作や姿勢も美しく、しなやかな動作となります。女性としては魅力的なことなので、大人になってからバレエを習う人も少なくありません。
教室での基本的なルール
おそらく各バレエ教室によって異なると思いますが、基本的なルールは一緒だと思います。表立って言われない暗黙のルールも存在します。
まずはレッスンをするにあたり、レオタード着用、バレエシューズ、バレエタイツは必須です。教室によってはこれらが揃ってないとレッスンを受けられない教室もあるそうです。また髪型はシニヨンにすることがルールです。
またレッスン中は私語を慎み、先生への口答えはしない。(これはどの習い事でも当然ですね。)
発表会での暗黙のルール
発表会の際にはレッスンとは異なるルールがあります。発表会の規模にもよりますが、ゲストを呼ぶならゲストへのおもてなしがあります。また先生や主役の方は楽屋が設けられるので、楽屋へのケータリング手配。発表会後に渡す花束やプレゼントの手配など、様々な仕事があります。これは子供というより、子供の親に対するルールですね。基本的にこれらを取りまとめたり行うのは役員さんになりますが、全員で行う場合もあるますし、役員は回ってきます。これに関してはクラシックバレエを習わせる上で、親御さんは覚悟しておくべきでしょう。
クラシックバレエを習うメリットはたくさん!
いかがでしたでしょうか。色々と細かなルールや暗黙のルールがあるうえで、敷居が高いと思われた方もいるかもしれません。ただ、発表会後のプレゼントなどは、クラシックバレエに限らずヒップホップダンススクールでも行ています。特別なことではありません。美しい女性になるために、また大人になってからでも綺麗な女性になるために。クラシックバレエを始めてみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです。最後まえお読み頂きありがとうございました。